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宗像大社へ行ってきた

以前から一度は行ってみたかった宗像大社。
熊本出張のついでに立ち寄ってみることにした。
そう、例え熊本市電と九州新幹線と在来線と路線バスを乗り継いだ旅だとしても、あくまでも「ついで」なのだw

とは言うものの、沖津宮のある沖ノ島はもちろん、中津宮のある大島へ行くのも「ついで」の旅では無理ということで、今回は総社である辺津宮(へつみや)だけへの訪問となった。

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ちなみに沖津宮のある沖ノ島についても昨年(2017年)までは毎年抽選で数十名の上陸が許される機会があったのだけれど、今年からはもう実施されないらしい。
世界遺産に認定されたことで有象無象の人間たちが、関係者にとっては至聖所とも言える沖ノ島へ入れろ見せろと騒ぎ出すのを警戒してのことではなかろうか。
世界遺産認定=観光振興という法則が一般的な世の中でのこの潔さはアッパレ。正直、ちょっと残念でもあるのだけれど支持したい。


博多駅からJR鹿児島本線に乗り換えて東郷駅で下車。
出張用の荷物を入れたキャリーバッグをコインロッカーに預けて路線バスの「神湊波止場行き」に乗り十数分。
「宗像大社前」停留所で降りて、見るからに目的地が同じであろうと思われる人達の後についてい道を左に曲がると間もなく鳥居が目に入った。

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鳥居の向こうにあった石造りの橋は割と真新しい感じ。
やはり神社には太鼓橋がよく似合う、と思う。

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太鼓橋を渡ると左手側に手水舎があった。
自然石を活かした手水鉢のデカくて何かカッコいい。

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辺津宮の神門。屋根は銅葺き。
左右に狛犬さんが構えている。
向かって左側の石柱には「皇族下車」の文字が刻まれているのが読めた。


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拝殿の内部。
本殿から突き出すような形で設けられている。

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丁度、昇殿参拝を終えた団体さんが、巫女さんからお神酒をもらっているところに出会わした。正にシャッターチャンスだったのだけれどきっと皆さんそれぞれ真剣な思いでお詣りされたのだろうと思い撮るのは遠慮してしまった。

その後その団体さんのために神職の方によるガイドツアーが始まったので便乗して後について行ったw


立派な茅葺き屋根の本殿。
向かって左側の建物が先程の拝殿。
写り込んでいる頭は先の団体さんの一部。
ガイドツアーの説明によると昔の本殿は今の二倍くらいのスケールがあったらしいのだが、火災で焼失してしまったのだとか。
この本殿の主役は宗像三女神の市杵島姫君(イチキシマヒメ)

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本殿を囲うように祠が並んでいた。
ガイドツアーの説明によると・・・・・何だっけ?忘れた。

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境内の本殿に向かって右側に「高宮祭場」と呼ばれる場所へ続く参道がある。
その途中にある石段。
写っているのは(正規の)団体ツアーの皆さん。更に後を追う。

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参道の奥にある高宮祭場を正面から撮影。
今でも毎年10月にここで祭祀の行事が行われるらしいが、なんでも奈良時代以前から使われており"現役"としては日本最古クラスの祭祀場ということになるらしい。

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高宮祭場。
奥の方に四本の柱で囲った場所があるが、ガイドツアーの説明によるとここが宗像三女神降臨の地なのだそうだ。
日本の神道は今でこそ社殿が設けられるのが普通だが、そもそもは自然崇拝故に建物の類は持たなかったのだそうだ。
木立に囲まれ薄暗かった上に曇天だったのでSS1/15くらいで撮ったが・・・・まぁまぁかw

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この後ガイドツアーは、沖津宮の田心姫君(タゴリヒメ)を祭る第二宮(ていにぐう)、中津宮の湍津姫君(タギツヒメ)を祭る第三宮(ていさんぐう)を回り、沖ノ島で発掘された国宝を含む8万点にも及ぶ収蔵品を持つ神宝館へ入っていった。


ちなみに最寄り駅であるJR東郷駅のコインロッカーは数が非常に少なく、特にキャリーバッグが入るサイズは二つしかないので要注意。
今回は平日だったこともあり空きがあったけれど、安全を期するなら博多駅のコインロッカーを利用するのが賢明かと思われ。

[camera:Rollei35S]
[film:FUJICOLOR C200]

by filmanddigital | 2018-03-10 21:41 | 写真・カメラ | Comments(0)

写真と旅、そして日々の記録です。


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