First Impression of Rolleiflex 3.5F (その二)
2018年 08月 26日
また更新の間が開いてしまった。
先週、都内にRolleiflex3.5Fを持ち出してスナップ撮りしてきたがフィルムが現像から返ってくる迄一週間以上かかる見込み。
なので今回も画像は無しのままで使用感レポの続きを書こうと思う。。
4.操作のフィーリング
「ちゃんとフィルム装填できるかな」これが購入前に一番気になっていたのだが杞憂だった。幸いなことに「ローライフレックス フィルム装填」でググれば諸先輩達がアップしてくれた動画が色々と見つかるのだ。これを何度か見てイメージを掴んでいたので意外なくらいあっさりできてしまった。何とも便利な時代だ。。。。というかこれ、Rolleiご自慢の「オートマット機構」が優秀な故だったり。「カメラの裏蓋を閉めてフィルムがストップするまで巻き上げると自動的に1コマ目がセットされる」(Wikipediaから引用)な~んて書いてしまえば簡単そうだけれど、100%機械式のカメラでロールフィルムの厚みの変化(先頭の裏紙にフィルムが加わり厚くなる部分)を自動検出してストッパーがかかる仕組みなんて、相当高い加工技術精度が無いと無理だと思う。ちなみにどうしても紙の説明書が欲しいのなら、現行のRolleiflexの取説がネットで拾えるのでそちらを読むのも有り。軽く50年以上前のカメラの基本操作が現行機の取説で理解できるというのだから恐れ入る。ま、動画のほうが解りやすいけどね(経験者談)。そうそう、事前に空スプール(ロールフィルムの「芯棒」のこと)を一本入手しておくこと。これが無いとお高い120フィルムを一本「捨てる」必要が生じるので要注意。自分の場合は、Rolleiflexをネットでポチる前にそのショップに電話して空スプールを一本サービスして欲しいとお願いしたら付けてもらえた。
5.水平を取るのが難しい
機種に拠らず二眼レフはファインダー像が左右逆になる。その事は判っていたつもりだったものの、それが水平取りを難しくすることは想像していなかった。経験者ならわかるだろうけど、いやマジで難しいって(^_^;)。。。。。。買った個体のフォーカシングスクリーンが方眼マットだったから良かったものの、もし違っていたら一層グチャグチャになったかも。慣れるにはさらなる修練が必要かな。。。。。
6.135換算41mm相当の画角
同社の35シリーズは40mmレンズ搭載。同じくRF機も40mmを"標準"としている様だからこの画角がRolleiのこだわりの一つなのだろう。確かに135換算で50mmと同35mmとではかなり撮り方が違ってくる。その両睨みという点では40mmなのだろうか・・・とも思わないでもない。しかし、実際にRolleiflexのファインダーを覗いて興味深かったのは、構図取りがその画角以上に「切り取る」感覚になるということ。これまでの経験上、横:縦の比率が3:2とか4:3で40mm相当の画角なら准広角的な撮り方になりそうだが、これが縦横1:1のファインダーだと横幅を狭く感じるらしい。135なカメラに50mmレンズを付けて撮っているときの感覚にどこか近いものがある。もしかすると真四角写真ありきのRolleiだからこそ、40mmを標準としているのかもしれない、等と想像してみたりした。。
7.ルーペでの確認が大事。
Rolleiflexのファインダーは原寸の6x6と大きいので、一見ピントを合わせやすそう。でもレンズが135で言えば中望遠に相当する75mmだということは、ピンが薄くなることを意味する。一々ルーペを出したり畳んだりして使うのは少々面倒だが、1本で12枚しか撮れない120フィルムを無駄にしないためには、その手間を楽しむくらいのつもりでシャッターを切るのが良さそうだ。
8.巻き上げクランクが素敵
構えた際に右手側に来るのが巻き上げクランク。時計回りに回すとフィルムが巻き上がり、その後反時計回りに半回転させるとシャッターがチャージされる仕組み。これ、実際に使ってみると見た目がスマートなだけでなくとても合理的。
9.構え方、結構重要なのかも
ミラーショックが無い上にレンズシャッターなためブレにくい。。。。筈なのだが、撮影時に両手に加えて顔も使ってカメラを固定できる一眼レフと違い、両手で持って上から覗き込むスタイルなので意外にブレる要素もありそう。両脇を締め、更にカメラを持った両手首を胸なり腹なりで支える様にして構えるのが良さそう。撮像イメージが大きいのでブレたら目立つよ。
こんなところかな。
by filmanddigital
| 2018-08-26 19:34
| 写真・カメラ
|
Comments(0)